IPMNとIPNB
IPMNに対する腹腔鏡下膵切除術
森川 孝則
1
,
石田 晶玄
,
高舘 達之
,
元井 冬彦
,
内藤 剛
,
海野 倫明
1東北大学 消化器外科
キーワード:
膵切除
,
膵頭十二指腸切除
,
脾臓
,
腹腔鏡法
,
縫合法
,
手術時体位
,
アブレーション技術
,
膵管内乳頭腫瘍
,
網嚢
Keyword:
Pancreatectomy
,
Laparoscopy
,
Peritoneal Cavity
,
Suture Techniques
,
Spleen
,
Pancreaticoduodenectomy
,
Ablation Techniques
pp.1186-1191
発行日 2016年11月1日
Published Date 2016/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017032236
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2016年度の診療報酬改定に伴い,膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)に対する腹腔鏡下膵切除術の症例も増加することと考えられる.しかしIPMNは,その適応,術式選択ともに議論の余地が多く,特に浸潤癌の可能性と自動縫合器使用による切除断端評価の問題には留意する必要がある.IPMNに対する腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術も今後行われることとなるが,手技的安全性に加え腫瘍学的妥当性にも注意を払う必要があり,IPMNという疾患に精通することが重要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2016