Stage IV胃癌に対する外科治療戦略 切除可能なStage IV胃癌に対する外科治療
胃癌肺転移の外科治療
神山 育男
1
,
淺村 尚生
1慶応義塾大学 呼吸器外科
キーワード:
胃腫瘍
,
生存率
,
肺腫瘍
,
肺切除
Keyword:
Lung Neoplasms
,
Pneumonectomy
,
Stomach Neoplasms
,
Survival Rate
pp.368-370
発行日 2016年4月1日
Published Date 2016/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016193401
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胃癌の肺転移の形態としては,多発肺転移,癌性リンパ管症,癌性胸膜炎などがあり,一般的に外科切除の適応となる症例はまれである.しかし,転移性肺腫瘍に対する外科治療の適応基準であるThomfordの条件を満たす胃癌の肺転移については,治療的な手術適応となりうる.孤立性肺転移や無再発期間が長い症例では長期生存が得られる症例も存在するため,適応基準を厳格に満たすことが必要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2016