他科との連携手術-知っておくべき最新の知識
呼吸器外科、心臓・血管外科との連携 大腸癌肺転移の治療
横田 満
1
,
齊藤 典男
,
小林 昭広
,
西澤 雄介
,
伊藤 雅昭
,
杉藤 正典
1国立がん研究センター東病院 大腸骨盤外科
キーワード:
腫瘍再発
,
生存率
,
大腸腫瘍
,
肺腫瘍
,
肺切除
,
チーム医療
,
治療成績
Keyword:
Lung Neoplasms
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Patient Care Team
,
Pneumonectomy
,
Colorectal Neoplasms
,
Survival Rate
,
Treatment Outcome
pp.1433-1436
発行日 2011年12月1日
Published Date 2011/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012088460
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大腸癌肺転移切除における最近の大規模な報告では、切除後の成績として2年生存率76.6%、5年生存率46.7%とされている。当施設の大腸癌肺転移切除の治療成績でも、3年生存率70.7%、5年生存率46.7%と同等であった。しかしながら切除後の再発率は69.5%と高く、その多くは残肺への再発であった。切除適応例の選択、術後補助化学療法などにおいていまだ課題は多く、消化器外科医と呼吸器外科医が連携して診断および治療にあたる必要があろう。
©Nankodo Co., Ltd., 2011