発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2005166466
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大腸癌原発の転移性肺腫瘍手術施行31例を,肝転移を伴った11例(LM(+)群)と肝転移を認めなかった20例(LM(-)群)に分け,臨床学的因子を比較検討した.両群とも手術関連死,病院死はなく,性別および年齢,転移個数,原発-肺転移期間,術前血清CEA値,左右肺同時発生率,肺転移複数個発生率,肺転移巣完全摘出率,胸腔鏡補助下手術施行率に有意差は認めなかった.2年生存率もLM(+)63%,LM(-)78%で有意差はなく,現段階では肝転移を有する症例でも肺病巣切除術は妥当であると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2005