Stage IV胃癌に対する外科治療戦略
Stage IV胃癌に対する基本的治療方針(化学療法,コンバージョン手術)
長 晴彦
1
,
佐藤 勉
,
尾形 高士
,
吉川 貴己
1神奈川県立がんセンター 消化器外科
キーワード:
胃腫瘍
,
胃切除
,
危険因子
,
抗腫瘍剤
,
腫瘍進行度
,
腹膜腫瘍
,
アルゴリズム
,
比例ハザードモデル
Keyword:
Algorithms
,
Antineoplastic Agents
,
Gastrectomy
,
Neoplasm Staging
,
Peritoneal Neoplasms
,
Risk Factors
,
Stomach Neoplasms
,
Proportional Hazards Models
pp.349-352
発行日 2016年4月1日
Published Date 2016/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016193397
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非治癒因子が単一の限られた症例(#16a2/b1転移/腹腔洗浄細胞診陽性/少数の肝転移)を除き,stageIV胃癌に初回治療として外科治療が選択されることは少ない.一方,化学療法が奏効し,非治癒因子が消失した場合には,コンバージョン手術を行う対象となりうる.化学療法を継続するかコンバージョン手術を行うかは症例ごとに慎重な判断が必要で,手術を選択する場合には新規抗癌薬の特徴も理解したうえで行う必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2016