発行日 2015年7月1日
Published Date 2015/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015390510
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20歳男。嘔吐、腹痛を主訴に当院を受診し、腸閉塞の診断にて入院となった。腹部CTでは骨盤底部の回腸を起点に口側小腸の拡張を認め、起点と考えられた回腸の内腔は凹状に狭小化し、壁肥厚と造影効果の増強がみられた。鎮痛薬を使用するも効果がなく、腹痛の増悪と発熱を認めたため、診断治療目的で腹腔鏡手術を行った。腹腔鏡下所見では腸閉塞を伴ったMeckel憩室が確認され、憩室切除術を行った。術後経過は良好で、術後5病日に退院となった。
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