発行日 2016年5月1日
Published Date 2016/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016298063
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
18歳男性。心窩部痛と嘔吐を主訴に著者らの施設へ救急外来となった。受診時、腹部CTでは右上腹部に限局した腸管拡張を認めた。原因不明の絞扼性イレウスを疑い、緊急で腹腔鏡手術を行ったところ、腹腔鏡所見ではMeckel憩室炎による小腸イレウスが確認され、腹腔鏡下にイレウスを解除後、Meckel憩室を切除した。その結果、術後経過は良好で、術後4日目に退院となった。尚、目下、術後2年6ヵ月経過でイレウス症状は認められていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2016