腹部・臓器出血の診断と治療
Meckel憩室からの出血
高木 章司
1
,
辻 尚志
,
黒田 雅利
,
吉富 誠二
,
山野 寿久
,
池田 英二
,
平井 隆二
,
佃 和憲
1岡山赤十字病院 外科
キーワード:
Meckel憩室
,
血管造影
,
消化管出血
,
超音波診断
,
腹腔鏡法
,
放射性核種イメージング
,
小腸切除
,
カプセル内視鏡法
,
小腸内視鏡法
,
腹部CT
Keyword:
Angiography
,
Gastrointestinal Hemorrhage
,
Meckel Diverticulum
,
Laparoscopy
,
Radionuclide Imaging
,
Ultrasonography
,
Capsule Endoscopy
pp.1038-1042
発行日 2010年10月1日
Published Date 2010/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011002891
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Meckel憩室は小腸の先天性奇形の中でもっとも多い疾患であるが、症候性Meckel憩室として遭遇する頻度は少ない。出血性Meckel憩室は頻度が少ないものの慢性出血による症状であり、十分な術前検査が可能である。近年カプセル内視鏡、小腸内視鏡、腹腔鏡手術の出現でその診断と治療方法は変化してきている。Meckel憩室の診断と治療、特に出血例について当院の経験を加えて報告する。
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