腹膜悪性腫瘍
審査腹腔鏡
羽藤 慎二
1
,
野崎 功雄
,
栗田 啓
1国立病院機構四国がんセンター 消化器外科
キーワード:
Cisplatin
,
胃腫瘍
,
腫瘍播種
,
生検
,
腹腔鏡法
,
腹膜腫瘍
,
ネオアジュバント療法
,
TS-1
Keyword:
Biopsy
,
Cisplatin
,
Neoplasm Seeding
,
Peritoneal Neoplasms
,
Laparoscopy
,
Stomach Neoplasms
,
Neoadjuvant Therapy
pp.1113-1117
発行日 2015年10月1日
Published Date 2015/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015380966
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審査腹腔鏡は,腹腔鏡により腹腔内を直接観察し,必要に応じ組織生検を行う検査である.消化器癌においては,画像診断のみでは正確な腹膜転移の診断がむずかしいため,治療方針決定のために画像診断では検出できない腹膜転移を診断する目的で審査腹腔鏡が行われる.腹膜転移を高頻度にきたすハイリスク例,画像診断で腹膜転移の有無が曖昧な症例,術前補助化学療法前の正確な病期診断を要する症例が審査腹腔鏡のよい適応と考えられる.
©Nankodo Co., Ltd., 2015