発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005023743
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近年,S-1やタキサン系などの新規抗癌薬が登場し,腹膜播種陽性胃癌に対しても著効例の報告が増加し,治療成績の向上もみられるようになってきた.また,免疫治療も従来の非特異的なものでなく,癌に特異的な治療も行われるようになり,化学療法との併用で成果をあげている.そこで,これらを踏まえて,腹膜播種陽性胃癌に対する外科的治療,化学療法,免疫療法,その他の治療を概説した.化学・免疫療法が奏効しない末期癌症例では,除痛や腹水コントロール,イレウス対策などがQOL改善に重要である
©Nankodo Co., Ltd., 2004