発行日 2015年3月1日
Published Date 2015/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015199777
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67歳女。ステロイド内服中に腹痛が出現し、近医総合病院にて汎発性腹膜炎と診断され、手術目的に当院搬送となった。腹部骨盤造影CT所見より、回腸穿孔による汎発性腹膜炎と診断し、緊急手術を行ったところ、Bauhin弁より50cmの回腸に穿孔部を認めたため、同部を部分切除した。病理組織学的に小腸結核による回腸穿孔と診断され、胸部X線による両側肺野のびまん性粒状影および各種培養結果から、結核と確定診断した。術後は抗結核薬投与を開始したが、心室頻拍により死亡した。
©Nankodo Co., Ltd., 2015