肝胆膵領域における術前ストラテジー 手技各論
術前胆嚢ドレナージ法の実際
松原 三郎
1
,
伊佐山 浩通
,
白田 龍之介
,
武田 剛志
,
石垣 和祥
,
松川 美保
,
高木 馨
,
秋山 大
,
高原 楠昊
,
濱田 毅
,
毛利 大
,
木暮 宏史
,
山本 夏代
,
中井 陽介
,
多田 稔
,
小池 和彦
1東京大学 消化器内科
キーワード:
気腫
,
胸膜炎
,
十二指腸疾患
,
術後合併症
,
術中合併症
,
膵炎
,
ステント
,
腸穿孔
,
超音波内視鏡検査
,
胆嚢炎-急性
,
経皮経肝胆嚢ドレナージ
,
内視鏡的胆嚢ドレナージ
,
腹膜炎-胆汁性
Keyword:
Duodenal Diseases
,
Emphysema
,
Intestinal Perforation
,
Intraoperative Complications
,
Pancreatitis
,
Postoperative Complications
,
Pleurisy
,
Stents
,
Endosonography
,
Cholecystitis, Acute
pp.1253-1259
発行日 2014年11月1日
Published Date 2014/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015042068
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初期治療に抵抗性の急性胆嚢炎では早期手術が推奨されるが,諸事情により早期手術が困難な場合はドレナージの適応となる.ドレナージは経皮的,内視鏡的(経乳頭,経消化管)の三種類に分類され,それぞれに長所・短所がある.また待機手術を念頭においた術前ドレナージと,手術不能例に対するドレナージでは,当然ストラテジーが異なる.治療のゴールを明確に定め,症例ごとに最良のドレナージ法を選択する必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2014