肝胆膵領域における術前ストラテジー 手技各論
術前門脈枝塞栓術の実際 経回結腸静脈アプローチ
小林 聡
1
,
清水 明
,
宮川 眞一
1信州大学 第一外科
キーワード:
肝臓腫瘍
,
胆管癌
,
胆管腫瘍
,
胆嚢腫瘍
,
門脈
,
門脈造影
,
経皮経肝門脈塞栓術
,
結腸静脈
Keyword:
Bile Duct Neoplasms
,
Gallbladder Neoplasms
,
Liver Neoplasms
,
Portal Vein
,
Portography
,
Cholangiocarcinoma
pp.1265-1268
発行日 2014年11月1日
Published Date 2014/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015042070
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Transileocolic portal vein embolization(TIPE)はpercutaneous transhepatic portal vein embolization(PTPE)に比して,全身麻酔下の開腹手術が必要というデメリットがある一方,カテーテル操作が容易なことや腹膜播種の診断が可能となるといった利点を有する手技である.本手術を安全に施行するには,予定残肝への塞栓物質の流出を避けること,カテーテルおよびガイドワイヤーの操作をゆっくり慎重に行うこと,腸管の癒着防止に細心の注意を払うことが肝要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2014