ドレーンは必要か
大腸手術にドレーンは必要か
赤木 由人
1
,
衣笠 哲史
,
大地 貴史
,
吉田 武史
,
岡 洋右
,
溝部 智亮
1久留米大学 外科
キーワード:
術後管理
,
大腸腫瘍
,
大腸切除
,
腹腔ドレナージ
Keyword:
Postoperative Care
,
Colorectal Neoplasms
pp.737-741
発行日 2014年7月1日
Published Date 2014/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014246693
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大腸手術における術後管理の向上や手術部位感染への関心から,ドレーン留置の考え方も変化してきている.結腸手術では,本邦でも欧米と同様に情報や予防的ドレーンの留置は行わない施設が増加してきている.一方,直腸手術に関しては,解剖学的に深部での操作であることや縫合不全などの合併症の発生が結腸と比べると高いことから,予防的ドレーンは多くの施設で用いられている.ドレーンの留置はその利点と欠点をよく理解し,目的に応じて活用,管理することが肝要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2014