発行日 2013年9月1日
Published Date 2013/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013373067
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mesh plug法で行った鼠径ヘルニア手術に対しPERFIX Plugを用いた275例(HW群)とLight PERFIX Plugを用いた258例(LW群)に分類し、患者背景、手術成績、術後合併症と術後短期疼痛について比較検討した。患者背景では再発手術例がHW群12例、LW群3例とHW群で有意に多かった。年齢、性、BMI、術前抗凝固薬の内服の有無、ASA分類および手術診断については有意差は認められなかった。また、手術成績と術後合併症についても有意差はみられなかった。尚、術後短期疼痛については退院後、初回時に疼痛を訴えたのはLW群で29例、HW群で47例とLW群で少なく、外来で鎮痛薬を追加処方された症例と退院後1ヵ月以上の疼痛を訴えた症例もLW群で有意に少なかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2013