局所高度進行直腸癌のすべて
局所高度進行直腸癌に対する化学療法 術前化学放射線療法
小西 毅
1
,
上野 雅資
,
福長 洋介
,
長山 聡
,
藤本 佳也
,
秋吉 高志
,
佐野 武
,
山口 俊晴
,
武藤 徹一郎
1がん研究会有明病院 消化器外科
キーワード:
直腸腫瘍
,
リンパ節郭清
,
治療成績
,
ネオアジュバント療法
,
直腸切除
,
放射線化学療法
Keyword:
Lymph Node Excision
,
Rectal Neoplasms
,
Treatment Outcome
,
Neoadjuvant Therapy
,
Chemoradiotherapy
pp.263-268
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013136074
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欧米の進行直腸癌に対する標準治療は,術前化学放射線療法(CRT)または放射線療法(RT)を用いた集学的治療である.その局所再発率は5~7%と低率で,本邦の拡大郭清手術単独療法と比較し同等以上の成績が得られている.当院では2002年より術前CRTを導入し,予防的側方郭清を省略し,良好な成績を得てきた.本稿では欧米の術前CRTについて解説し,本邦におけるCRTの導入に際し問題となる側方郭清の位置づけなど,諸問題について考察する.
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