局所高度進行直腸癌のすべて
局所高度進行直腸癌の歴史
清松 知充
1
,
渡邉 聡明
1東京大学 腫瘍外科
キーワード:
直腸腫瘍
,
リンパ節郭清
,
ネオアジュバント療法
,
直腸切除
,
放射線化学療法
,
肛門括約筋温存術
Keyword:
Lymph Node Excision
,
Rectal Neoplasms
,
Neoadjuvant Therapy
,
Chemoradiotherapy
pp.229-233
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013136068
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進行直腸癌の治療においては,局所再発をいかに制御するかが重要である.根治性の確保および機能の維持という困難な課題に対して,欧米における標準治療である術前化学放射線療法(CRT)と本邦における側方郭清の利点を生かしつつ治療をすすめる必要がある.直腸癌でも広く鏡視下手術が用いられるようになり,機能温存手術の普及とともにますます広がりをみせている.このように進行直腸癌の手術治療を中心とした歴史と今後の展開について述べる.
©Nankodo Co., Ltd., 2013