再発大腸癌の診断・治療 最近の進歩
治療 放射線療法 直腸癌の局所再発の治療を中心に
大矢 雅敏
1
,
上野 雅資
,
黒柳 洋弥
,
藤本 佳也
,
秋吉 高志
,
小西 毅
,
福田 明輝
,
比企 直樹
,
山口 俊晴
,
武藤 徹一郎
,
室伏 景子
,
小口 正彦
,
山下 孝
1癌研究会有明病院
キーワード:
骨腫瘍
,
腫瘍再発
,
直腸腫瘍
,
脳腫瘍
,
放射線療法
,
癌性疼痛
,
直腸切除
,
放射線化学療法
Keyword:
Cancer Pain
,
Brain Neoplasms
,
Bone Neoplasms
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Radiotherapy
,
Rectal Neoplasms
,
Chemoradiotherapy
pp.871-876
発行日 2008年8月1日
Published Date 2008/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008287712
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放射線療法(RT)は、再発大腸癌とくに直腸癌の局所再発に対して非常に重要な治療法で、切除可能な再発病巣に対する術前補助療法、再発病巣切除後の補助療法、切除不能病巣の縮小を目的とした抗腫瘍治療、さらには切除不能病巣に対する症状緩和の治療までさまざまな目的で施行されている。RTのみでは再発病巣の根治は原則的には不可能であるが、全身化学療法との併用により治療効果が改善し、手術の術前治療として行うことにより、切除不能病巣がしばしば切除可能になることや、手術自体の根治性が高まることが報告されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2008