大腸肛門病外科-最新のトピックス
炎症性腸疾患 炎症性腸疾患に対する外科治療と薬物療法の位置づけ
羽根田 祥
1
,
内藤 剛
,
小川 仁
,
鹿郷 昌之
,
三浦 康
,
柴田 近
,
海野 倫明
,
福島 浩平
1東北大学 生体調整外科学
キーワード:
Aminosalicylic Acids
,
Crohn病
,
Steroids
,
抗炎症剤
,
大腸炎-潰瘍性
,
免疫学的因子
,
重症度指標
,
Infliximab
,
Adalimumab
,
Seton法(直腸瘻)
Keyword:
Adalimumab
,
Infliximab
,
Aminosalicylic Acids
,
Anti-Inflammatory Agents
,
Crohn Disease
,
Colitis, Ulcerative
,
Immunologic Factors
,
Steroids
,
Severity of Illness Index
pp.1483-1488
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013087104
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炎症性腸疾患は本邦で増加してきており、それに伴い長期経過例も増加しつつある。通常は内科治療が主となるが、内科治療で病勢がコントロールできない場合や合併症を有する場合、quality of life(QOL)の低下がみられる場合に外科治療が必要となる。内科治療から外科治療へ移行するタイミングが問題となることが多い。近年、生物学的製剤の導入など薬物治療も変化してきており、それに合わせて外科治療に対する考え方・適応も変化していく必要がある。
©Nankodo Co., Ltd., 2012