発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004309296
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近年,小児の炎症性腸疾患の罹患数は増加傾向にある.成人と比べて,小児は身体の発育や精神発達の途上にあり病悩期間が長いという特徴がある.小児の外科療法の役割は,成長障害を回避し合併症を最小限に抑え機能温存を図ることにある.このため,機を逸せずに手術を行うことが重要である.根治性の追及と良好な排便機能の両立(潰瘍性大腸炎)や合併症の除去(Crohn病)が手術目的となるが,疾患の再燃や癌化などの長期予後にも配慮した術式選択が必要である
©Nankodo Co., Ltd., 2004