大腸肛門病外科-最新のトピックス
肛門疾患 肛門病変の画像診断
佐原 力三郎
1
1社会保険中央総合病院 大腸肛門病センター
キーワード:
肛門疾患
,
肛門腫瘍
,
MRI
,
腸重積症
,
直腸脱
,
直腸瘻
,
ヘルニア
,
直腸瘤
,
排便造影
,
排便障害
,
痔瘻
,
坐骨直腸窩
Keyword:
Anus Neoplasms
,
Anus Diseases
,
Hernia
,
Intussusception
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Rectal Fistula
,
Rectal Fistula
,
Rectal Prolapse
,
Defecography
,
Rectocele
pp.1489-1496
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013087105
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肛門管はたかだか3~4cmの短い管腔臓器である。しかし発生学上、その上皮、肛門括約筋、支配神経などは内胚葉由来と外胚葉由来が混在しており、その解剖・生理は複雑である。肛門疾患は「痔」とまとめられてしまうが、一つ一つの疾患の病態はそれぞれ異なり、形態、進展様式、治療法も異なってくる。正確に診断するには視診と触診が中心ではあるが、補助診断としての画像診断も重要な位置を占めている。肛門病変の画像診断について筆者の日常診療を中心に解説する。
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