クローン病治療の最前線
抗TNF-α抗体製剤の二次無効例への対処法
田中 信
1
,
内山 和彦
,
高木 智久
,
内藤 裕二
1京都府立医科大学 消化器内科
キーワード:
Crohn病
,
血球分離
,
代謝クリアランス
,
多剤併用療法
,
投薬計画
,
免疫学的因子
,
薬物反応性低下
,
Infliximab
,
Adalimumab
Keyword:
Infliximab
,
Adalimumab
,
Drug Administration Schedule
,
Drug Tolerance
,
Crohn Disease
,
Drug Therapy, Combination
,
Immunologic Factors
,
Metabolic Clearance Rate
,
Cytapheresis
pp.145-152
発行日 2016年3月20日
Published Date 2016/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2016236006
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抗TNF-α抗体製剤は,現在クローン病治療の中心的な位置づけとなっている.その有効性も高く,長期投与症例が増えているが,それに伴い,二次無効症例の出現が臨床的に問題となっている.対処法としては,内科治療の強化(抗TNF-α抗体製剤の倍量投与・切り替え,免疫調節薬の追加,GMAの追加など)や外科的治療が挙げられる.二次無効の機序はさまざまであり,個々の症例の病態に応じた対処法が求められる.
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