必読イレウスの診断から治療まで
機械的イレウス 単純性イレウス 異物による腸内腔のイレウス
前田 耕太郎
1
,
花井 恒一
,
佐藤 美信
,
升森 宏次
,
小出 欽和
,
松岡 宏
,
勝野 秀稔
,
野呂 智仁
,
本多 克行
,
塩田 規帆
,
遠藤 智美
,
松岡 伸司
,
水野 真広
,
天野 健太郎
1藤田保健衛生大学 消化器外科
キーワード:
異物
,
腸閉塞
,
病歴聴取
,
腹腔鏡法
,
腹部X線診断
,
腹部CT
Keyword:
Foreign Bodies
,
Intestinal Obstruction
,
Medical History Taking
,
Radiography, Abdominal
,
Laparoscopy
pp.229-232
発行日 2012年3月1日
Published Date 2012/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012149337
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異物によるイレウスを発症するには、患者の精神的・身体的特性や食習慣および摂取物など種々の要因がある。これらを十分問診して異物によるイレウスも考慮し、腹部超音波や腹部CTなどの特徴的な所見で診断する。診断可能なら、まず保存的治療を行い改善しない場合には手術的治療を考慮する。手術では用手破砕やミルキングなどを行い、不可能なら小腸切開して異物除去などを行う。近年腹腔鏡による低侵襲な手術治療が行われている。
©Nankodo Co., Ltd., 2012