必読イレウスの診断から治療まで
機械的イレウス 単純性イレウス 腸壁の疾患によるイレウス
草地 信也
1
,
渡邉 学
1東邦大学医療センター大橋病院 外科
キーワード:
減圧
,
肛門部
,
消化器外科
,
ステント
,
大腸腫瘍
,
腸閉塞
,
腹部X線診断
,
外科的減圧
,
胃ゾンデ
,
イレウス管
,
腹部CT
Keyword:
Anal Canal
,
Decompression
,
Intestinal Obstruction
,
Radiography, Abdominal
,
Digestive System Surgical Procedures
,
Colorectal Neoplasms
,
Stents
,
Decompression, Surgical
pp.233-238
発行日 2012年3月1日
Published Date 2012/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012149338
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大腸癌を含む腸壁の疾患によるイレウスは、循環障害のない単純性イレウスに分類される。イレウスの治療においては、術前に十分な消化管内減圧を行い、術後合併症の多い緊急手術を回避することが重要である。特に、左側大腸癌による狭窄に対する金属ステントや経肛門チューブによる経肛門的消化管内減圧は、今後第一選択的な手技として普及していくと思われる。本稿では、腸壁の疾患の中でも大腸癌によるイレウスを中心に、診断から治療までを述べる。
©Nankodo Co., Ltd., 2012