肝胆膵領域における最新の画像診断
転移性肝癌の外科切除を前提とした画像診断
田中 邦哉
1
,
熊本 宜文
,
野尻 和典
,
森 隆太郎
,
松山 隆生
,
武田 和永
,
上田 倫夫
,
市川 靖史
,
遠藤 格
1横浜市立大学 消化器・肝移植外科
キーワード:
肝切除
,
肝臓腫瘍
,
MRI
,
超音波診断
,
門脈造影
,
三次元イメージング
,
Ferumoxides
,
Levovist
,
マルチスライスCT
,
陽電子放射型断層撮影
,
Perflubutane
Keyword:
Hepatectomy
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Liver Neoplasms
,
Portography
,
Ultrasonography
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Positron-Emission Tomography
,
Multidetector Computed Tomography
,
SHU 508
,
Perfluorobutane
pp.128-136
発行日 2011年2月1日
Published Date 2011/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011113924
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
近年の肝転移に対する画像診断は、肝特異性造影剤の使用や三次元再構築画像などにより飛躍的に向上した。一方で肝転移の外科治療も、高度肝転移例に対する切除適応拡大や、進行転移に対するダウンステージングを目的とした化学療法の高率な導入により劇的に変化しており、肝転移の画像診断はより複雑になってきている。各種検査モダリティの特徴を理解して肝転移診断に的確に応用していくことが臨床上重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2011