発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006009835
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転移性肝癌の診断では質的診断,多発病変,脈管浸潤,局所再発,遠隔転移などの診断が必要である.質的診断では腫瘍のvascularity,粘液産生,石灰化などにより画像上の多様性を示す.多発病変の診断ではmulti-detector row CT(MDCT),CT during arterial portography(CTAP),superparamagnetic iron oxide(SPIO)造影MRIの感度が高い.肝転移巣の進展範囲の診断ではCT,MRIを駆使して,肝静脈,下大静脈(IVC)Glisson鞘,横隔膜などへの浸潤を診断する必要がある.全身の検索には18F-fluorodeoxyglucose(FDG)-PETや全身MRIが有用である
©Nankodo Co., Ltd., 2005