下部直腸癌の診断と治療 最近の進歩
下部直腸癌の診断 術前画像診断 PET/CT
中島 祥介
1
,
小山 文一
1奈良県立医科大学 消化器・総合外科
キーワード:
肝臓腫瘍
,
腫瘍再発
,
リンパ行性転移
,
術前診断
,
X線CT
,
直腸腫瘍
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
陽電子放射型断層撮影
Keyword:
Liver Neoplasms
,
Lymphatic Metastasis
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Rectal Neoplasms
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
Positron-Emission Tomography
pp.126-130
発行日 2009年2月1日
Published Date 2009/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009116190
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
FDG-PET、PET/CTは、癌組織で亢進しているブドウ糖代謝イメージに基づき、短時間で全身検索できる画期的な診断モダリティである。直腸癌の術前・術後の診断において、転移・再発巣の検索に有用である。また狭窄病変口側の副病変検索、化学療法・放射線療法の効果判定・予後予測にも応用できる可能性がある。ただし微小病変の検出率が低いなどの弱点もあり、その活用には十分配慮する必要がある。
©Nankodo Co., Ltd., 2009