発行日 2006年6月1日
Published Date 2006/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006203149
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FDG(18F-fluorodeoxyglucose)-PETの利点は,一度の検査で全身評価可能な点であり,大腸癌においては肝・肺転移などの遠隔転移,リンパ節転移や骨転移などを評価することができる.リンパ節転移では,いまだその感度は十分ではないものの偽陰性例が少ないことが特徴である.一方,局所再発や腹膜転移におけるFDG-PETの有用性は高い.また,再発巣の治療効果判定法としても有用である.PETの利点や欠点を熟知したうえで,従来の診断法と組み合わせることが肝要である
©Nankodo Co., Ltd., 2006