胆道癌診療ガイドラインを学ぶ 最新のエビデンスとコンセンサス
胆嚢癌の手術方針
近藤 哲
1
,
平野 聡
,
田中 栄一
,
土川 貴裕
,
加藤 健太郎
,
七戸 俊明
1北海道大学 腫瘍外科
キーワード:
開腹術
,
生存率
,
胆嚢腫瘍
,
EBM
,
診療ガイドライン
,
腹腔鏡下胆嚢摘出術
,
胆道ドレナージ
Keyword:
Gallbladder Neoplasms
,
Laparotomy
,
Survival Rate
,
Practice Guidelines as Topic
,
Cholecystectomy, Laparoscopic
,
Evidence-Based Medicine
pp.42-46
発行日 2009年1月1日
Published Date 2009/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009071801
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胆道癌診療ガイドラインの中から胆嚢癌の手術方針に関連するクリニカルクエスチョン(CQ)を取り上げて解説した。ガイドライン作成の過程でレベルの高いエビデンスが内外ともにほとんどないことが再確認され、症例数の多い日本、アジアから今後エビデンスが発信されていくことが期待され、それにつれて内容が変動していく可能性がある。また、このガイドラインはあくまでも標準的な診療指針・目安であり、実際の診療行為を強制するものではない。各施設、個々の患者や癌の特性を考慮して、よいと考えられる方法をガイドラインの内容とともに主治医が患者に提示することが必要であろう。
©Nankodo Co., Ltd., 2009