胆道癌診療ガイドラインを学ぶ 最新のエビデンスとコンセンサス
十二指腸乳頭部癌の手術方針
染谷 哲史
1
,
秋月 恵美
,
山口 洋志
,
信岡 隆幸
,
原田 敬介
,
大野 敬祐
,
勝木 伸一
,
佐々木 一晃
,
木村 康利
,
平田 公一
1札幌医科大学 第一外科
キーワード:
腫瘍侵入性
,
リンパ行性転移
,
総胆管腫瘍
,
胆膵管膨大部
,
リンパ節郭清
,
診療ガイドライン
,
超音波内視鏡検査
,
管腔内超音波診断
,
幽門輪温存膵十二指腸切除
Keyword:
Common Bile Duct Neoplasms
,
Lymph Node Excision
,
Lymphatic Metastasis
,
Neoplasm Invasiveness
,
Ampulla of Vater
,
Practice Guidelines as Topic
,
Endosonography
pp.47-52
発行日 2009年1月1日
Published Date 2009/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009071802
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胆道癌診療ガイドラインにより、乳頭部癌の手術法については膵頭十二指腸切除(PD)が適切で、縮小手術は推奨できないとされた。この理由の一つとして、超音波内視鏡検査(EUS)や管腔内超音波検査(IDUS)による術前進展度診断の有用性は示されているが、正診率において、現段階で十分とはいえないと解説された。また、予後因子についての検討から、幽門輪温存膵頭十二指腸切除(PPPD)および亜全胃温存膵頭十二指腸切除(SSPPD)の有用性が示唆された。
©Nankodo Co., Ltd., 2009