外科栄養 最近の進歩
消化管 炎症性腸疾患の栄養管理
小金井 一隆
1
,
杉田 昭
,
木村 英明
,
山田 恭子
1横浜市立市民病院 外科
キーワード:
Crohn病
,
経腸栄養
,
患者管理
,
大腸炎-潰瘍性
,
栄養補助食品
,
中心静脈栄養
,
栄養管理
Keyword:
Crohn Disease
,
Colitis, Ulcerative
,
Enteral Nutrition
,
Patient Care
,
Parenteral Nutrition, Total
,
Dietary Supplements
,
Nutrition Therapy
pp.1077-1084
発行日 2008年10月1日
Published Date 2008/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008337914
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Crohn病、潰瘍性大腸炎では栄養障害を併発し、治療には栄養療法が必要である。特に前者では、成分栄養療法をはじめとする経腸栄養療法が重要な位置を占める。最近、成分栄養剤だけでなく、消化態栄養剤、半消化態栄養剤の有効性や、緩解維持に必要な投与カロリーが変化し、成分栄養療法自体の風味も改善し、経口摂取できるようになってきた。これらの改良は患者のQOLをなるべく低下させない栄養療法を可能にしつつある。
©Nankodo Co., Ltd., 2008