特集 子どもの栄養-未来を見据えて
病態による栄養管理の実際 炎症性腸疾患
伊藤 夏希
1
,
工藤 孝広
1順天堂大学 小児科
キーワード:
Crohn病
,
経腸栄養
,
大腸炎-潰瘍性
,
栄養管理
Keyword:
Enteral Nutrition
,
Colitis, Ulcerative
,
Crohn Disease
,
Nutrition Therapy
pp.1915-1918
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2022069660
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<Key Points>(1)CDにおいては、栄養療法による寛解導入効果、寛解維持効果が認められており、薬物療法と比べて副作用も少なく優れている。(2)経腸栄養剤の長期単独使用症例では、必須脂肪酸欠乏、ビタミン欠乏、微量元素欠乏に注意し、定期的なアセスメントと補充が必要である。(3)栄養療法を続けていくうえでは、患者個人の性格や家庭環境、学校生活なども考慮しながら、個々の特性に合わせた栄養指導を行うことが重要である。
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