外科栄養 最近の進歩
肝胆膵 重症急性膵炎の栄養管理
竹山 宜典
1
,
黒田 嘉和
1近畿大学 外科肝胆膵部門
キーワード:
免疫アジュバント
,
経腸栄養
,
患者管理
,
膵炎
,
バクテリアルトランスロケーション
,
中心静脈栄養
,
栄養管理
Keyword:
Adjuvants, Immunologic
,
Enteral Nutrition
,
Patient Care
,
Pancreatitis
,
Parenteral Nutrition, Total
,
Bacterial Translocation
,
Nutrition Therapy
pp.1104-1108
発行日 2008年10月1日
Published Date 2008/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008337919
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重症急性膵炎では高度侵襲に反応して代謝・異化が亢進し、必要栄養量が基礎代謝の約1.5倍に増加する。一方、早期経腸栄養には、感染性合併症の原因である腸管からのbacterial translocationを防止する効果が確認されている。重症急性膵炎においては、早期から経腸栄養を開始し、必要な栄養量を経腸的に補給することが合理的であると考えられ、その積極的導入が急務である。
©Nankodo Co., Ltd., 2008