外科栄養 最近の進歩
消化管 短腸症候群の栄養管理
今野 弘之
1
,
深澤 貴子
,
中村 利夫
1浜松医科大学 第二外科
キーワード:
経腸栄養
,
患者管理
,
短腸症候群
,
中心静脈栄養
,
栄養管理
,
小腸移植
Keyword:
Enteral Nutrition
,
Patient Care
,
Parenteral Nutrition, Total
,
Short Bowel Syndrome
,
Nutrition Therapy
pp.1085-1089
発行日 2008年10月1日
Published Date 2008/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008337915
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短腸症候群は小腸の広範囲切除後に消化・吸収機能の低下を背景として重度の下痢と栄養障害をきたす病態である。急性期においては厳重な輸液栄養管理が必要とされ、安定期においても吸収障害や下痢が容易に増悪するため、定期的な栄養評価と栄養管理や水分バランス調整が必要となる。近年、栄養療法とともに局所因子投与や小腸移植により予後良好な症例が報告され、今後の治療への応用が期待される。
©Nankodo Co., Ltd., 2008