外科栄養 最近の進歩
術後褥瘡の管理
大村 健二
1
1金沢大学 内分泌・総合外科
キーワード:
栄養評価
,
患者管理
,
褥瘡性潰瘍
,
クワシオルコル
,
栄養管理
Keyword:
Pressure Ulcer
,
Patient Care
,
Kwashiorkor
,
Nutrition Assessment
,
Nutrition Therapy
pp.1065-1069
発行日 2008年10月1日
Published Date 2008/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008337912
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手術後に発生する褥瘡は、背景にクワシオルコルもしくはマラスムスを伴うことが多い。前者は重度外傷や高度侵襲手術後に発生する。後者は、摂食量が減少する傾向にある高齢者の術後にしばしば発生する。早期から開始する栄養管理で術後褥瘡を可及的に予防することが望ましいが、その発生を皆無にすることは不可能である。術後褥瘡の診療では、早期発見と適切な局所処置、および低栄養の状態に応じた栄養管理が重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2008