腫瘍栓のすべて
切除以外の治療 肝動脈化学塞栓療法(TACE)、肝動脈化学療法(TAI)による腫瘍栓を有する肝腫瘍の治療
岡崎 正敏
1
,
東原 秀行
,
高良 真一
,
浦川 博史
,
野々熊 真也
1福岡大学 放射線医学
キーワード:
肝細胞癌
,
肝動脈
,
門脈
,
門脈造影
,
流血中腫瘍細胞
,
CT血管造影
,
肝動脈塞栓術
,
肝動脈内注入化学療法
Keyword:
Computed Tomography Angiography
,
Hepatic Artery
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Neoplastic Cells, Circulating
,
Portal Vein
,
Portography
pp.203-209
発行日 2008年2月1日
Published Date 2008/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008135413
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腫瘍栓は肝腫瘍最大の予後不良決定因子である。この腫瘍栓を有する症例に対する経動脈性治療、特に肝動脈化学塞栓療法(TACE)について述べた。エビデンスレベルの高い論文は皆無で、経験談を述べるにとどまった。しかしながら、肝炎ウイルスおよび腫瘍部の、より効果的な治療の開発、改良により長期生存可能症例が増加しつつあることも事実である。
©Nankodo Co., Ltd., 2008