腫瘍栓のすべて
病理、腫瘍マーカー、画像 大腸癌肝転移 腫瘍栓の病理
山本 順司
1
,
斎浦 明夫
,
古賀 倫太郎
,
関 誠
,
上野 雅資
,
大矢 雅敏
,
黒柳 洋弥
,
大山 繁和
,
福永 哲
,
比企 直樹
,
瀬戸 泰之
,
山口 俊晴
1癌研究会有明病院 消化器センター
キーワード:
肝切除
,
肝臓腫瘍
,
結腸腫瘍
,
直腸腫瘍
,
免疫組織化学
,
流血中腫瘍細胞
Keyword:
Colonic Neoplasms
,
Hepatectomy
,
Immunohistochemistry
,
Liver Neoplasms
,
Neoplastic Cells, Circulating
,
Rectal Neoplasms
pp.138-141
発行日 2008年2月1日
Published Date 2008/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008135401
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大腸癌肝転移巣はGlisson系脈管に対する親和性が比較的高い。なかでも、胆管浸潤は微視的には約40%、肉眼的にも約10%程度にみられる。肉眼的胆管侵襲は胆管内を"腫瘍栓"様に発育する特徴があり、本特徴を有する症例は切除後予後が有意に良好である。腫瘍辺縁から10数mm進展していることもあるので、切除断端が陽性にならないように注意する必要がある。
©Nankodo Co., Ltd., 2008