腫瘍栓のすべて
病理、腫瘍マーカー、画像 肝細胞癌と腫瘍マーカー
金村 普史
1
,
島田 光生
,
森根 裕二
,
居村 暁
,
池上 徹
1徳島大学 臓器病態外科学
キーワード:
Alpha-Fetoproteins
,
肝細胞癌
,
腫瘍マーカー
,
Acarboxyprothrombin
Keyword:
alpha-Fetoproteins
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Biomarkers, Tumor
pp.142-145
発行日 2008年2月1日
Published Date 2008/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008135402
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肝細胞癌治療後の患者は、再発リスクが高く、画像診断ではとらえにくい再発も少なくないため、定期的な腫瘍マーカー測定は、CT、MRIなどの画像診断を行う時期を決定するうえで手助となり有用である。肝細胞癌の腫瘍マーカーであるAFP、AFP-L3、PIVKA-IIは、それぞれにやや異なる生物学的特性を示すため、それらを組み合わせて測定することが重要である。しかし、これらすべてが陰性の肝細胞癌も存在するため、今後さらなる進歩が必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2008