胃癌の外科 最近の諸問題
胃癌腹膜播種の治療
瀬下 明良
1
,
荒武 寿樹
,
曽我 直弘
,
三宅 邦智
,
橋本 忠通
,
松尾 信悟
,
金子 由紀
,
広澤 知一郎
,
小川 真平
,
板橋 道朗
,
亀岡 信悟
1東京女子医科大学 第二外科
キーワード:
胃腫瘍
,
緩和ケア
,
腫瘍再発
,
腫瘍播種
,
腹膜腫瘍
,
Irinotecan
,
TS-1
,
腹腔内投与
,
Taxane
,
細胞減量手術
Keyword:
Neoplasm Seeding
,
Injections, Intraperitoneal
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Palliative Care
,
Peritoneal Neoplasms
,
Stomach Neoplasms
,
Cytoreduction Surgical Procedures
,
Irinotecan
,
Taxane
pp.1718-1724
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007069243
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新規抗癌薬(S-1,CPT-11,taxane系薬剤)の導入により、最近では癌性腹膜炎にも優れた効果が報告されるようになった。その投与スケジュール、組み合せ、腹腔内投与などが検討されている。これに伴い、治療方針の決定のための診断も重要となり、減量手術、緩和手術などの外科治療も、集学的治療の一部として再評価されつつある。有効な抗癌薬の出現により、癌性腹膜炎に対しても新たな治療戦略が検討され始めている。
©Nankodo Co., Ltd., 2006