発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005262480
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44歳女性.患者は臍ヘルニアに対しコンポジックスKugelパッチの腹腔内留置法による根治手術を施行し,術後9日目に退院した.しかし,術後16日目に自宅で転倒後,創部の浸出液と強い疼痛,腹痛,吐き気,嘔吐が出現し,緊急再入院となった.入院時,腹部CTでは臍部の皮下に血腫像を認めたが,メッシュ断裂や腸管脱出はみられず,亜イレウスと診断し,絶食,点滴,胃チューブ留置などの保存的治療を行った.臍を中心に強い疼痛が持続し,入院3日目より,排ガス,排便が停止したが,6日目からガス,便とも再開し,入院12日目に軽快退院となった
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