発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005262481
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51歳男性.患者は全身倦怠感を主訴に近医を受診,腹部超音波検査にて胆嚢腫瘤を指摘され,著者らの施設へ紹介入院となった.入院時,腹部CTでは胆嚢に7×7cm大の腫瘤を認め,MRI T2強調像にて胆嚢は内部から高信号域-低信号域-高信号域とリング状に描出された.また,MRCP所見にて胆嚢壁に全周性のpearl necklace signを認め,びまん型胆嚢腺筋症が併存した黄色肉芽腫性胆嚢炎と診断した.胆嚢摘出術を施行した結果,病理組織診断は術前診断と一致しており,経過は良好であった
©Nankodo Co., Ltd., 2005