発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005036496
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転移性肝癌,とくに大腸癌肝転移に対して,画像診断の進歩に伴って転移巣を完全切除し根治の期待ができる症例が増えてきている.しかし大量肝切除では,常に肝不全の危険を伴う.門脈塞栓術は,手術後の肝不全の危険性を回避するために行われており,有用と思われる.しかし,術後の合併症の報告や,門脈塞栓を行うことが腫瘍の増大を促す可能性もあり,適応については,術前に慎重に検討する必要があると考えられた
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