発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005023744
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大腸癌腹膜転移の頻度,治療について述べた.同時性腹膜転移の頻度は99例(5.6%)で,非治癒要因が単独,根治度B,結腸癌であることが有意な予後良好因子であった.治癒切除後の累積腹膜再発率は24例(1.7%)であった.可及的切除を行った結果,再発後5年生存率は17%で再発巣の切除ができたものの成績が良好であった.術後全身化学療法は必要であるが,今後は日本における腹腔内化学療法の評価を定めることが課題である
©Nankodo Co., Ltd., 2004