発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004275105
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77歳男.右下腹部の腫瘤を自覚し,注腸,内視鏡検査により大腸癌と診断された.同時に,肝転移はないが,拡大傾向のある最大径約5cmの腹部大動脈瘤を認め,1期的手術を行った.術後約1年が経過したが,再発兆候はない.1期的手術には入院期間の短縮,医療費の削減,患者の肉体的・精神的負担の軽減など利点が多く,適応を慎重に選択することにより,積極的に行うべきであると思われた
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