発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004275096
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大腸遊離穿孔20例を対象に,重症腹膜炎に対する周術期管理を検討した.周術期管理の基本方針は十分な初期輸液,維持輸液の施行,重症化危険群の早期エンドトキシン吸着療法の導入としている.全例が腹膜炎を離脱して経口摂取が可能となったが,2例が在院死に至った.満足すべき結果であったが,今後,至適輸液量,血液浄化導入基準などに関して明確な指標を検討すべきであると思われた
©Nankodo Co., Ltd., 2004