発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004197373
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69歳男.十二指腸潰瘍で幽門側胃切除の既往があった.今回,腹痛を主訴とし,画像所見より残胃と上行結腸の重複癌との診断で手術となった.胃癌には残胃全摘D2郭清を,大腸癌には右半結腸切除D2郭清を施行した.術中,Treitz靱帯より100cm肛門側の空腸に腫瘍を認め,切除した.病理組織学的には,胃癌は乳頭管状腺癌で深達度SS,大腸癌は高分化腺癌で深達度SS,空腸癌は中分化腺癌で深達度SSであった.術後9ヵ月経過するが再発の徴候はない
©Nankodo Co., Ltd., 2004