発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003304853
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48歳男.右上腹部痛,同部腫瘤触知を主訴とした.腹部CTで腹壁膿瘍と診断し,抗生物質投与開始したが,症状は改善しなかった.ドレナージ管理したが,瘻孔から膿性排液は止まらず,再度瘻孔・膿瘍部の掻爬を施行した.その後も改善なく,全身麻酔下に瘻孔周囲の健常部分を含めて瘻孔・膿瘍を切除した.瘻孔の最深部の膿瘍腔に6×4mmの黒色石を1個認め,遺残結石による腹壁膿瘍と診断された.術後は順調に経過し,膿瘍の再発は認めていない
©Nankodo Co., Ltd., 2003