発行日 2002年6月1日
Published Date 2002/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002271511
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67歳男.次第に食事が通らなくなり,体重減少も加わった.水分も摂取不能となったため入院となった.画像所見などからリンパ節転移高度の食道癌と診断して手術を施行した.補助療法としてシスプラチンと5-FUを用いた化学療法を行い,更にリンパ節転移が残存した頸部への放射線治療を併用した.しかし,SCCの上昇とリンパ節腫大は進行し,嗄声と共にHorner症候群が出現した.腹部大動脈周囲リンパ節腫大も加わり,術後3ヵ月で再び経口摂取が困難となって,術後4ヵ月で死亡した
©Nankodo Co., Ltd., 2002