発行日 2002年6月1日
Published Date 2002/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002280458
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60歳女.定期検診で上部消化管造影検査の異常を指摘された.上部内視鏡検査で異常は認めなかったが,腹部CT検査で腹腔内腫瘤を認め,精査加療目的で入院となった.画像所見などから悪性疾患も完全には否定できず,確定診断目的に手術施行となった.術中迅速病理検査で悪性所見は認めず,手術を終了した.病理組織学的所見によりhyaline vascular型の腸間膜Castleman lymphomaと診断した.経過は良好で術後16日目に退院となった
©Nankodo Co., Ltd., 2002