発行日 2001年11月1日
Published Date 2001/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002079072
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
58歳男.食後の前胸部圧迫感を認め,近医受診したところ,腹部超音波検査で膵頭部の腫瘤を指摘され,入院となった.年齢,性別,部位からは考えにくかったが,画像診断からは膵嚢胞性疾患が疑われ,最も可能性の高い腫瘍としてsolid and cystic tumor(SCT)を考えて手術を行った.術中迅速病理組織学的検査では,神経系腫瘍,又はSCTの報告で,悪性所見を認めなかった.病理組織学的検査では変性の強い神経鞘腫の診断であった
©Nankodo Co., Ltd., 2001